中国輸入の基礎

【保存版】中国輸入で絶対NG!禁止・規制商品の一覧と通関ストップ事例、日本の法律まとめ

「これ、めちゃくちゃ売れてるから、
自分も仕入れよう!」
そんな軽い気持ちで
商品を選んでいませんか?

中国輸入▶Amazon・楽天販売は
ごく普通の会社員・主婦・学生でも、
スキル・人脈・資金ゼロから始められる
スモールビジネスとして注目されています。

少ない元手からゼロスタートで始め、
自己資金のみで着実にビジネスを成長させることが可能。

「一発逆転したい」
「副業から始めて
将来的には起業を目指したい」

そんな方に最適な、安定的な収益を継続して
得やすいビジネスモデルです。

今、実際に多くの個人が中国輸入で
経済的自由を手に入れています。
スモビジ成功のノウハウを知ることが、
最初の一歩です。

中国輸入は少ない資金から始められて
利益率も高い
個人にとって理想的なビジネスです。

ですが、甘く見ていると…
一瞬で“赤字沼”に沈みます。

私自身、過去に何度も地雷を踏みました。
時に、税関で全品没収されそうになったり…

時には、
お客様からのクレームで評価がガタ落ち…

そして時には
Amazon・楽天からアカウント停止
食らいそうになった事も…

※なんとか対策して、
10年間アカBANはまぬがれてきましたが

でも、これは決して
特別な話ではありません。
実際に私の元には、初心者の方から
「なぜか商品が売れない」
「返品ばかりで利益が残らない」
「知らない間にルール違反をしていた」
といった相談が絶えません。

その原因の多くは、
「最初に選んだ商品」にあります。

そこで今回は、
これから中国輸入を始める方に向けて、
絶対に手を出してはいけない商品を、
リアルな経験と実例をもとに
解説していきます。

この内容を知らずに仕入れると、
「利益どころか、損しか残らない」
そんな未来が待っているかもしれません。

コンテンツ

そもそも中国からの輸出が禁止

そもそも、中国から持ち出すこと自体が禁止されている品目は、
「輸出入禁止物品表」に明記されています。
その代表的な輸出禁止対象は以下の通りです

中国から輸出品目リスト

  1. 各武器、武器のシミュレーション、弾薬、爆発物
  2. 偽造貨幣および偽造有価証券
  3. 中国の政治、経済、文化、道徳に危害を加えるもの、中国の国家機密に関わる印刷品、フィルム、写真、レコード、映画、録音テープ、ビデオテープ、レーザーディスク、コンピュータ用ストレージメディアなど
  4. 各種毒薬
  5. アヘン、モルヒネ、ヘロイン、大麻および中毒性のある、その他麻薬、向精神薬
  6. 危険性のある病菌、害虫およびその他有害生物を携帯する動植物とその副産品
  7. 人畜の健康を脅かし、疫病が発生・流行している国・地域からの食品・薬品、およびその他疾患を拡散する食品・薬品など
  8. 貴重な文物
  9. 貴重な動植物(標本を含む)絶滅に瀕する動植物(標本を含む)およびその種と繁殖材料

出展:JETRO ▶ 中国 貿易管理制度 ▶ 禁輸出品目規制(2022年1月21日更新)

この中でも特に税関で止められやすいのは、
「武器、模造武器、弾薬、爆発物」の類です

最近では、ミリタリー系の玩具であっても、
改造により、実際の武器として武器転用出来てしまうものもあるので、
税関がより厳しくチェックしています。
必ずしも、「一般的に想像する銃や刀剣」といったものに限らず、
担当官の判断次第で規制対象とされるケースがある点に注意が必要です。

さらに単なる玩具としての「おもちゃ紙幣」であっても、
偽造貨幣と誤認される可能性がある為、
輸入はしてはいけません。

輸入禁止と輸入規制の違いは「認可の有無」

これは日本側での事ですが、
輸入禁止と輸入規制の最大の違いは、
認可制度が存在するかどうかです。

まず輸入禁止品については 関税法第69条の11 において明確に規定されています。
これらの商品はいかなる場合でも日本に輸入することはできません。

一方で輸入規制品とは、関税法そのものではなく、関税以外の法律に基づいて管理されています。
業界ではこれを「他法令」と呼びます。

この「他法令」では日本国内の産業・経済・衛生・治安(公安)、などに悪影響を及ぼす可能性のある品目を対象とし、
輸入に一定の制限を設けています。

つまりは、規制対象に当たる商品を輸入する場合は、事前に関係省庁からの許可や承認を取得する必要があるということです。

そして輸入申告を行う際には、税関に対して「他法令で認可を受けている」ことを証明し確認を受けなければなりません。

この手続きについては、関税法第70条に定められています。

出典:税関サイト ▶ 輸出入禁止・規制品目

日本側での輸入の禁止・規制

日本における輸入禁止品や規制品については
「関税法第69条の11」に明確に定められています。

さらにその違反に対する罰則規定についても
併せて確認しておきましょう。

輸入が禁止されている

日本での輸入禁止品目リスト

  • 麻薬、向精神薬、大麻、あへん、けしがら、覚醒剤、あへん吸煙具
  • 指定薬物(医療等の用途に供するために輸入するものを除く。)
  • けん銃、小銃、機関銃、砲、これらの銃砲弾及びけん銃部品
  • 爆発物
  • 火薬類
  • 化学兵器の禁止及び特定物質の規制等に関する法律第2条第3項に規定する特定物質
  • 感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律第6条第20項に規定する一種病原体等及び同条第21項に規定する二種病原体等
  • 貨幣、紙幣、銀行券、印紙、郵便切手又は有価証券の偽造品、変造品、模造品及び偽造カード(生カードを含む)
  • 公安又は風俗を害すべき書籍、図画、彫刻物その他の物品
  • 児童ポルノ
  • 特許権、実用新案権、意匠権、商標権、著作権、著作隣接権、回路配置利用権又は育成者権を侵害する物品
  • 不正競争防止法第2条第1項第1号から第3号まで又は第10号から第12号までに掲げる行為を組成する物品

ポイント

  1. 麻薬、向精神薬、大麻、あへん、けしがら、覚醒剤、あへん吸煙具

❎️1. 家電・電気系ガジェット

  • 【理由】PSEや技適マークなど、
    日本の法規制に抵触する可能性大
  • 【実例】仕入れてから
    販売できないことが発覚、在庫全滅…
  • 【補足】扱うならOEMで
    国内検査を通した上級者向け

PSEマーク、技適マーク
非常に難易度が高いです。
ぶっちゃけ…無理ではないですが、
費用も労力もかなり大きいです。

差別化のつもりで、
やろうとする人がいますが、
海外のセラーとかは
日本の法律なんて関係ない!
って感じで販売してくる事があるので、
そんな海外セラーと戦う為の差別化ポイントにはなりません。

と言うか、
PSE、技適が必要な商品を触らなくても
儲かる商品は他にも沢山あります。
お金を儲ける事が目的なのですから、
他の儲かる商品をやる方が懸命です。

❎️2. 武器(銃器・刃物など)

法律で禁じられている

日本では、火器や銃弾、刃物類厳重に規制されています。
税関が公表する「輸入禁止物品」によると、
拳銃などの、火器や弾薬は法律で輸入が禁止されています。

一部のミリタリーグッズも武器転用の恐れがある為、中国税関で滅却となる事もあります

また、日本へ持ち込む際には、
狩猟用銃器やエアガン、刀剣類も、許可なしでは禁止されており
違反すれば没収や刑事罰を受ける恐れがあります。

配送会社が受け取らない

国際宅配便会社は、危険物の一つとして、「銃・武器・刀・弾薬およびそれらの部品」を全面的に受け付けません。

正規の輸送ルートに乗せられない為、現実的に仕入れ・販売が不可能です。

市場での信頼を失うリスク

不正に武器を扱うと、店舗のアカウントや、プラットフォームの永久停止につながり、
ビジネス全体が失われます。
安全でない商品を扱う企業には消費者からの信頼も得られません。

ポイント

武器類は日本では輸入そのものが法律で禁止されており、配達会社も取り扱いません。
法律を破ってまで扱うメリットは一切なく、
絶対に手を出してはいけません。

❎️3. 液体 (危険物/化粧品・飲料など)

国際郵便で受け付けない場合が多い

多くの国際輸送会社は「液体」そのものが、
禁止品目で配送を受け付けません。

また、航空危険物として
「引火性液体」(ライター用燃料やペイント類など)は
国際郵便として送れない物品に分類されています。

アルコールや香水、溶剤などは、
漏れたり発火する危険があり、
船便でも取り扱いが難しい場合が多いです。

通関手続きが複雑

化粧品や医薬品、香水などの液体は、
薬機法や食品衛生法の規制に抵触する可能性があり、
輸入に当たり成分分析や登録が求められます
規制を満たさない商品は税関で止められ、
廃棄・返送のコストが発生します。

❎️4. ブランド風ファッションアイテム

  • 【理由】ノーブランドでも
    「類似デザイン」は権利リスク
  • 【実例】無地のバッグでも、
    某ブランドに酷似→アカBAN
  • 【補足】「バレなければOK」は
    通用しない時代

これは言わずと知れたものですよね。
『知らなかった…』はマジで通用しません。
でも、世の中には色んな権利が存在します。
実は…私も知らず知らずに
某ブランドに類似した商品を、
中国から仕入れて販売してしまった経験があります。

そのブランドの
顧問弁護士(巨大弁護士事務所)から、
こわーい手紙が届き
真っ青になった経験があります。。。


こちらも弁護士を雇い、対策して、
何もなく、終わらせる事が出来ましたが…
在庫の処分、弁護士費用で
50万ぐらいは吹っ飛びました…

それでも、損害賠償や楽天の罰金などはまぬがれたので、
良しとしています。。。
楽天は最悪、
300万の罰金&退店がルールです。

ブランドっぽい!と思ったら
絶対に手を出したらダメです!
※コンサル生には、そんな危ない道を渡らない方法をお伝えしてます※

❎️5. 子ども向け玩具・ベビー用品

  • 【理由】万が一の事故で
    法的責任が重くのしかかる
  • 【実例】塗料の基準を満たしていなかった
    クレーム炎上
  • 【補足】仕入れるなら
    日本の基準を熟知する必要あり

1. 日本では子ども向け製品に対して、
以下のような厳しい基準が存在します:

  • STマーク(玩具安全基準)
  • 食品衛生法(哺乳瓶・おしゃぶり等)
  • 家庭用品規制法
    (有害物質含有のチェック)

これらを輸入品で満たすのは困難で、
そもそも検査費用も高額です。

2. 万が一の事故で法的責任が重くなる

  • 赤ちゃんが誤飲した
  • アレルギー反応が出た
  • 肌荒れやケガをした

など、万が一のトラブルが起きたとき、
販売者側が訴えられるリスクがあります。
「知らなかった」では済まされない世界です

3. 返品・クレームの可能性が高い

  • 塗装のにおいが気になる
  • 作りが雑で危ないと感じる
  • 思ったよりサイズが小さい

など、特に“我が子に使うもの”だからこそ、購入者の目が非常に厳しくなります。

4. 販売プラットフォームの規制対象になりやすい

Amazonや楽天、メルカリでは、
「特定の安全基準を満たしていないベビー用品・玩具」は出品停止や削除対象になります。
最悪、アカウント停止に繋がるケースも。

5. 代行業者でも扱いたがらないことが多い

リスクが高いため、
中国側の代行業者ですら仕入れを断る
こともあります。
そのくらい「扱いに注意が必要な商品ジャンル」なのです。

❎️6. 食品・サプリメント系

  • 【理由】日本国内で販売するには
    届出・許可が必須
  • 【実例】個人輸入のつもりが
    「販売」と判断され、税関で止まる
  • 【補足】初心者は
    絶対に回避すべきジャンル

1. 日本国内で販売するには
「届出・許可」が必須

  • 食品は「食品衛生法」や「食品表示法」
  • サプリメントは「健康増進法」や
    「医薬品医療機器等法(薬機法)」

など、複数の法律にまたがる規制があり、
「輸入=販売OK」ではありません。

届出を怠れば、
無許可販売で違法行為となり、
最悪の場合、行政処分や刑事罰の可能性も。

2. 税関で止められる可能性が非常に高い

  • 成分が不明なサプリ
  • 表記が日本語でないパッケージ
  • 賞味期限の記載なし

このようなものは、
高確率で税関で没収されます。
輸入できても、販売は一切不可
というケースが非常に多いです。

3. 健康被害が出たら責任は販売者に

「中国製のダイエットサプリで体調を崩した」など、
もしも購入者に健康被害が出た場合、
輸入販売者が直接責任を問われます。

  • 成分の分析データが不十分
  • 誤表示や効能の誇張
  • 日本では禁止されている成分を含んでいる

こうしたリスクは、
海外製の食品・サプリでは特に高いです。

4. 販売プラットフォームでも
  厳しく制限されている

Amazon・楽天・Yahoo!などのECサイトでは、
食品やサプリに関しては
「出品申請」「書類提出」
「販売者情報の公開」などが必須。
初心者が気軽に出品できるジャンルではありません。

5. 検査・翻訳・表示のコストが高い

仮に正しく輸入しようとしても、

  • 成分検査
  • 日本語表示ラベルの作成
  • 輸入届出書類の作成

など、事務負担も費用も非常に重いのが現実です。

❎️7. 食器類(特に塗装・プリントがあるもの)

【理由】食品衛生法に基づく「検査」が必要

中国から輸入する食器類は、
日本国内で販売する前に
「食品衛生法」に基づく検査」が必須です。
とくに、

  • 塗料が使われている陶器・ガラス
  • 色付き・プリント入りのプラスチック容器
  • 子ども用の食器(キャラ系など)

などは、鉛やカドミウムといった
有害物質の混入リスクがあります。

実例:検査に通らず、全ロット販売停止に…

「かわいい柄だったので、
大量に仕入れたところ、食品検査で❎️」
「口に触れる部分に
不明な塗料が使われていた」
こういったケースは少なくありません。

輸入はできても販売できない=在庫ごと廃棄となり、損失が大きくなります。

無印風のシンプルな陶器でも危険

「無地でシンプルなら大丈夫そう」と思いがちですが、
焼き物・陶器類の釉薬(ゆうやく)や
塗装成分には規制がかかっています。
外見で判断するのは危険です。

食器は“国内製品”の方が安全・確実

検査費用や通関書類の準備、
輸送中の破損リスクまで考えると、
食器類は中国輸入で扱うメリットが
極端に薄いジャンルです。

「可愛い!売れそう!」で手を出すと、
利益どころか、
リスクとストレスだけが残る可能性大。

❎️要注意編. アパレルなどでの“季節モノ”の大量仕入れ

  • 【理由】在庫リスクが高く、
    売れ残ると地獄
  • 【実例】冬物コートを春に納品→大赤字
  • 【補足】アパレルは“定番アイテム”を
    少量からテストすべし

1. 「売れる時期」が極端に短い

季節モノ
(冬用コート・夏用ワンピ・水着など)は、
ピーク期間が1~2ヶ月と非常に短く、
それを逃すと急激に売れにくくなります。

たとえば冬物コートを2月に納品しても、
ほとんど売れません。
タイミングを逃すと、
在庫=ゴミ化するリスクが非常に高いです。

2. 納期のズレが命取りになる

中国輸入では、

  • 仕入れ(1688など)
  • パートナーによる検品・発送
  • 通関・納品

といった工程で、
天候・祝日・工場の休業(例:春節)
によって遅延が頻発します。

結果、「売りたい時期に間に合わなかった」という声が後を絶ちません。

3. 在庫リスクが大きすぎる

季節モノは売れ残ってしまうと、
翌年に持ち越すしかありません。
しかし翌年には、

  • 流行が変わっている
  • 型番やカラーが古く見える
  • 保管によるシワ・劣化が起きている

など、売れ残り品は“資産”ではなく
“負債”になります。

4. 値下げ競争に巻き込まれる

季節の終わりになると、
各セラーが在庫処分のため一斉に値下げを始めます。

その結果、利益が取れなくなり、
赤字覚悟のセール地獄に巻き込まれることも

5. トレンド変動が激しいジャンル

アパレルは、特に「流行りのデザイン」が
変わりやすいジャンルです。
シーズンを外すと、
“古臭い商品”と見なされ、
まったく売れないことも。

まとめ

中国輸入で絶対に手を出してはいけない商品をお伝え致しました。
大きな失敗をしてから『知らなかった…』は通じないので、
気を付けて中国輸入で儲けましょう!

リスクの無い中国輸入ライフをお過ごし下さい!

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